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L.U.C フル ストライク

L.U.C フル ストライク	L.U.C フル ストライク

L.U.C フル ストライクの唯一無二の音色

2016年末に発表されたL.U.C フル ストライクは、ショパール マニュファクチュール設立20周年記念の集大成と言える最高峰の時計です。メゾン初のミニッツ・リピーターであり、世界初となる技術を多数搭載しました。サファイア製のゴングが時間、15分、分で音を奏でます。極めてオリジナルな構造、ジュネーブ・シールを取得した卓越の仕上げ、そして何よりもその美しい音色により、他にはない、唯一無二の時計を実現しました。洗練のデザインや着け心地の良さを備え、L.U.C コレクションの特長である最良の品質、専門性、そして創造性を体現するタイムピースです。

L.U.C フル ストライクは、クリスタルのように美しく共鳴する唯一無二の音色を有しています。ゴングはド(C)とファ(F)の2音階に合わせられています。非常に斬新な広がりを持つ豊かな音色を実現できたのは、音響を発生・増幅させる機構に初めてサファイアが採用されたためです。

L.U.C フルストライクが2017年ジュネーブ時計グランプリで「金の針賞-Aiguille d’Or」を受賞

トロフィーを授与されたカール-フリードリッヒ・ショイフレは以下のように述べました。「今宵、金の針賞を受賞できるとは全く予想していませんでした。今もこの結果に大きな驚きと喜びを感じ、興奮しています。2016年、私どものショパール マニュファクチュールが設立20周年を迎え、その記念すべき作品として、 L.U.C フル ストライクを発表しました。ショパールの威信をかけて製作したこのウォッチが、極めてユニークな作品であることは十分に承知しておりますが、まさかこれほどの大きな栄誉をいただくとは、考えもおよびませんでした。L.U.C フル ストライクは、伝統的なウォッチメイキングの複雑機構技術のひとつであるミニッツ・リピーターを搭載したウォッチで、最先端の技術を駆使すると同時に、ムーブメント開発の伝統・歴史への敬意を込めて製作された作品です。私は、さながらオーケストラの指揮者のように、このウォッチ製作の総責任者を担当しましたが、何よりもムーブメント設計から製造、デザイン・装飾に至るまで、私どものウォッチメイキング部門において各々の高度な専門性を持つ技術を最大限生かし、精力的に貢献してくれたすべてのスタッフの力無くしては、この素晴らしい作品が誕生することはなかったでしょう。長年にわたる私たち”ファミリー”への多大なサポートに心の底から感謝しています。L.U.C フル ストライクの製作は、メゾンにとってまさに素晴らしい冒険となりました。」

ショパールの時計製造における創造性

美しい音色の陰に、ショパール マニュファクチュールが未だかつて開発したことのなかったような、創造的で洗練されたムーブメントが隠されています。開発に約17,000時間を要したキャリバー08.01-Lは、3つの特許を取得しています。ショパールは、長年提起されてきたゴングの性質に関する問題、またストライキングシステム全体、動作、エルゴノミクスに対して、全く新しい独自の解決策を見つけ出しました。特に、このムーブメントは、安全装置を複数備えており、様々な誤った操作によって起こりうるミニッツ・リピーターの故障を防いでいます。ムーブメントのゼンマイを巻くためにリューズを回す方向と、ストライク機構のためにリューズを回す方向は異なります。また、L.U.C フル ストライクは、ミニッツ・リピーターで最長の12時59分を12回分知らせるために必要なパワーリザーブを十分確保しています。2時位置に、2つの同軸パワーリザーブインジケーターを備え、それぞれストライク機構のリザーブとムーブメント自体のリザーブを示しています。

L.U.C フル ストライクの本当の強みは、これだけの技術の集大成でありながら、ジュネーブ・シール品質の恩恵で極限まで洗練されているため、腕に付けたときに控えめなことです。リューズ上のプッシュボタンを押すと、そのときの時間、15分、分を、音で知らせ、時計のオーナーはもちろん、その周りの人にとって、この上ない喜びを提供してくれるのです。

比類なきサファイアの特性

透明なサファイアクリスタルは、傷のつきにくい時計用ガラスとして、伝統的に使われてきた素材です。ショパールは、非常に均質で硬く優れた音響特性を持つこの素材の長所を活かすことに成功しました。一般的なミニッツ・リピーターのゴングは、スティールやゴールドでできており、それが打たれる際に振動してそれぞれ素材の特性の音を発します。L.U.C フル ストライクがユニークな点は、サファイア製のゴングを備えていることです。ショパールはそこから更に上を目指し、それらゴングと時計のガラスとを一体のものとしました。ゴングと時計のガラスは、一つのサファイアの塊から加工されたものです。従って、溶接や接着、ねじによるものではなく、一つの同じパーツなのです。時計製造の歴史上、未だかつてなかった斬新な構造であり、特許を申請しています。時計製造でもHi-Fiの分野と同様に、素材が異なると音波が伝わりにくくなってしまいます。完全に一体化したゴングとガラスによって、時計の外側へその均一な音色を忠実に伝えられるのです。

サファイアの多様性としては、他に非常に丈夫であることが挙げられます。スティール製ハンマーによって、150万回衝撃を与えるテストでも損傷しませんでした。その硬さの代償として、加工が非常に難しいという問題もあります。これほどまでに丈夫な素材に、ゴングとガラスのつながりを壊すことなく、極めて繊細な加工を施すためには、強力であると共に精密な道具が必要となりました。ゴングとガラスを一体として加工するにあたって、加工技術と人間技の十分な発展に3年以上の月日を要しました。

L.U.C タイムピースが放つ気品あふれるオーラ

時計製造技術を駆使したウォッチ、L.U.C フル ストライクは、究極のエレガンスを体現したモデルです。L.U.C コレクションのデザインに忠実でありながら、ヴァーティカル・サテン仕上げのケースボディと、それとは対照的なポリッシュ仕上げのベゼルとケースバックを備えます。ケースバックのエングレービングは、全て手彫りで行われ、ケース素材は《フェアマインド》認証の18Kホワイトゴールド製です。フェアマインド認証は、ショパールが倫理的条件、労働条件、環境保護のための条件を遵守する協同組合のもとで、ゴールドを購入していることを証明しています。直径42.5mm、厚さ11.5 mmと、程よいケースサイズは上品で美しいラインへと仕上がっています。通常、ミニッツ・リピーターは、ストライク機構に必要なエネルギーを蓄えるためのレバーを搭載しています。L.U.C フル ストライクでは、リューズ上にあるプッシュボタンを押すことで、ミニッツ・リピーターを作動させます。ウォッチを支えるのは、CITESの認証を受けている手縫いで植物性染料によって染められた貴重なダブルサイド使用のアリゲーターレザーストラップ。これは文字盤側、ムーブメント側どちらから眺めても美しい革を常に装うということです。

構造のアート

キャリバー08.01-Lは、非常に独創的な構造で造られています。伝統的なミニッツ・リピーターというのは、一つの層が時間を計測し、もう一つの層が時間を音にして知らせる仕組みという様に様々なパーツの重なり合いから形成されます。この新型L.U.C キャリバーは超薄型で、厚さは11.55 mmしかありません。ムーブメントの部品数が500個を超えるウォッチでは非常に稀なことです。ムーブメントの片側は、香箱、輪列、調整速装置からなります。60時間のパワーリザーブを有し、COSC(スイス公式クロノメーター検定局)の認定を受けています。ショパール共同社長のカール-フリードリッヒ・ショイフレは、L.U.C コレクションにオート・オルロジュリーであることと共に認定を受けられる高精度さも追及したのです。このミニッツ・リピーターのメカニズムは、伝統にあらがい、文字盤側に取り付けられているため、全体を眺めることができます。L.U.C フル ストライクのスティール製ハンマーは、打つ強さを個別に調整できるようになっており、時計職人は微妙な音響の強弱を簡単に調整することができます。

ムーブメントの安全性を高める

ミニッツ・リピーターのメカニズムは、究極の相互作用システムです。ムーブメントの部品数が多いということは、同時に破損の危険性も多くはらんでいます。ショパールではキャリバー08.01-Lに、3つの安全装置を備えることで誤った操作による故障を防いでいます。ストライク機構のパワーリザーブは、歯が片側だけの歯車につながっていて、パワーリザーブが少な過ぎると、ミニッツ・リピーターのチャイムを停止するようになっています。つまりエネルギーが足りない場合、打ち鳴らしの動作が始まらないようになっているのです。一方、ソヌリのパワーリザーブを最大にするため、キャリバー08.01-Lのクラッチ部分には、特許を取得している創意に富んだ安全装置が内蔵されています。この装置はクラッチのオン・オフが切り替わる間、レギュレーターは作動しません。全てが平常の状態のときにのみ、ストライク機構はエネルギーを消費するのです。音が鳴っている間、リューズはムーブメントから切り離された状態になり、ムーブメント故障の原因となってしまう時刻を合わせる動作は行えない仕組みとなっています。リューズ上にあるプッシュボタンも、リピーター作動中は機能しません。続けて動作開始の合図を送ってしまうことで、強制的にストライク機構が起動してしまうのを防ぐためです。

ディテールへのこだわり

L.U.C フル ストライクは、ディテールにおいて細心の注意が払われています。ムーブメントとケースには、ジュネーブ・シールが刻印されています。ジュネーブ・シールとは、非常に厳しい技術的、美的基準を満たす腕時計のみが受けられる認証です。キャリバー08.01-Lの構想と実現をさらに複雑なものにしました。例えば、ジュネーブ・シールでは、ワイヤースプリングの使用は認められていません。軸受を備え、装飾が施されていなければならないとされています。これは、レギュレーターのイナーシャブロックを支える、厚さが僅か0.07mmの部品にも及びます。キャリバー08.01-Lの部品はすべて、ペルラージュ、コート・ド・ジュネーブ、または、ヘアライン仕上げのいずれかによって念入りに仕上げられています。これらは全て手作業により、丹念な面取りを施しています。プレートとブリッジはニッケルシルバー製で、傷や製造時のミスが許されない高貴な金属です。L.U.C フル ストライクのサファイアケースバックを通して、表面処理を施していないゴールドがかったグレーの美しい自然な色合いを覗くことができます。ディテールの美しさ、丹念な仕上げ、清らかで豊かな音色をひとつに結集したL.U.C フル ストライクは、ショパールの高い技術力を体現するウォッチです。ショパール マニュファクチュールの設立から20余年、ミニッツ・リピーター機構を搭載した至高のウォッチを発表します。着け心地の良さとその繊細な音色を体感できるのは、類稀なオブジェを好み、美しい音色に敏感な現代のジェントルマンのみなのです。